人狼ジャッジメントでは「スライド」が頻繁に出てきます。
チャットがすごい勢いで流れていき、「占い師CO」していた人が突然「狩人CO」をしたりします。
「ああ、村スラね」
などと皆が納得していても何が起こっているのか全く分からない、という経験があるのではないでしょうか?
実際管理人も事態が全く飲み込めず必死にググった記憶があります。
本記事では「スライドとは何か?」や「スライドを行う意味」、「裏で行われていること」
について解説します。
スライドとは?スライドを行う意味とは
まず、スライドとは何かを紹介します。スライドとは、
主に初日昼に「占い師CO」をしておいて、あとから「狩人CO」などCOする役職を変える
ことです。この狙いは
「真の占い師を確定させる」
ことにあります。
スライドは村側、人狼側いずれも使うことがあります。
以下、それぞれの陣営の観点からスライドを見ていきます。
村側のスライド
まず、市民がスライドをする場合を見ていきます。自分が「占い師CO」をすると、当然本物の占い師も「占い師CO」をしてきます。これを見た人狼サイドはどう思うでしょうか?
人狼:狂人が占い師COしているんだろうな。じゃあ自分は占い師COはしないでおこう。
狂人:人狼が占い師COしているんだろうな。じゃあ自分は占い師COはしないでおこう。
こうしておいてカウント280でスライドをします。
「狩人CO」をして、自分が占い師でないことをアピールする
のです。この流れが決まれば市民のスライドが成功したことになります。
これが決まると「ナイススラ」などと言われます。
得られた成果は真の占い師を確定させたことです。人狼や狂人はまさか今から「占い師CO」をするわけにはいきません。役職を持たない市民が「占い師CO」をすることで、狼陣営に対抗として出させないことが狙いだったのです。
真の占い師が確定することで、村陣営はその占い師の言う占い結果を全面的に信じることができるので、ゲームを有利に進めることができます。
これが、村側が行うスライドの実態です。
村側のスライド失敗の場合
村側のスライドは当然失敗することもあります。その失敗例を見ていきましょう。
自分が能力を持たない市民で「占い師CO」をしたとします。
当然真の占い師も「占い師CO」をしますよね。
この時、人狼か狂人のどちらかが「占い師CO」してきたらどうでしょうか。
他の村人からは、占い師COをしている人が3人いるという状況です。
この場合、ただの市民である自分が占い師を騙ることに村側のメリットは何もないのでスライドして自分が占い師ではないことを皆にアピールします。
スライドする際は「狩人CO」がおすすめです。
この場合を考えてみましょう。
自分は市民でスライドを決行しましたが、対抗に狂人か人狼が出てきて、真の占い師を確定させることには失敗しています。
この場合、自分が狼陣営ではないかと疑われやすくなりますが、頑張って自分が市民であることをアピールしましょう。
まとめ:村側のスライドは真の占い師を確定させようとする積極策
狼側のスライド
狼側もスライドを行う場合があります。ただし、これは積極的にしたいスライドではないのが村側との違いです。それではその実情を見ていきましょう。
狼側がスライドする流れ~
自分が狂人で「占い師CO」をすることを考えてください。
まず真の占い師が「占い師CO」をしてきます。
自分も狂人ですが「占い師CO」をします。
この時、もう1人「占い師CO」がいる場合を考えてください。
やがてカウントが280になります。
カウント280になると占い結果を言うかスライドをすることを皆に迫られます。
3人の中に真の占い師は1人しかいないのですが、誰もスライドをしない状況です。
この時狂人のあなたは状況をどう見るべきでしょうか?
まず3人の中に真の占い師が確実にいます。
もう1人の占い師のあなたは狂人です。
あと1人が何かを考えます。
・あと1人が市民の場合
市民が占い師を騙るメリットは村にとってはないので必ずスライドをするはずです。
・あと1人が人狼の場合
占い師COが3人居て、誰もスライドをしないときはこのケースです。
この場合、狂人のあなたがスライドをしないと他の村人たちからすれば、
占い師3人の内訳が
「真、狂人、人狼」
と分かってしまいます。このままでは占い師がローラー(順に吊られる)されることになるでしょう。
そこで狼陣営のスライドをする
占い師がローラーされると人狼が1人吊られてしまい負ける確率が高いです。よって狂人のあなたが「狩人CO」をしてスライドしましょう。
こうすることで、自分は村スラをしたんだ、という風を装います。
これなら占い師COが2人になりますので占い師として出ている人狼がいきなり吊られる可能性が低くなります。
つまり、この場合に占い師ローラーをされることはほとんどありません。
これが狼側のスライドの真相です。
まとめ:狼側のスライドは狂人と人狼とが連携できなかった場合の苦肉の策
まとめ:スライドの実態を知れば慌てることはありません!
これまで述べた、村側・狼側のスライドの流れを覚えておけば、いざスライドに出くわしたときにも慌てることはないでしょう。逆に、自分が積極的にスライドを行ってみることもできるとよいですね。ただスライドは人によっては嫌う人もいますので注意です。